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なぜ「ぬるロー」はないのか?
 ローフードを始めて、ざっと4ヶ月ほどになります。その間、私は体重が4kgほど落ちたのですが、妻には、(肌や髪はツヤツヤして来ていますが)体調面では私ほど効果がないような気がしています。この違いはどうして起きているのでしょう。もちろん、個人差や仕事の違い、腸の不調などもあるでしょうが、それにしても、もう少し効果があってもいい気がします。妻は冷え性で、私より体温が低いというのも原因かもしれません。

 ローフードでは、よく47~48度以上に加熱してはいけないといいます。タンパク質である酵素が高温では熱変性してしまい、その活性が失われてしまうからです。しかし、酵素には至適温度(作用を発揮するための最適な温度)というものがあります。酵素の種類にもよるでしょうが、だいたい40度くらいだそうです。

 だとしたら、酵素が活発に働く40度くらいのメニューがズラリと並んでいてもおかしくない気がしますが、不思議とローフードは冷たいメニューばかりです。なぜでしょうか。私の個人的な想像ですが、おそらくそれは欧米人が考えたメニューだからではないでしょうか。欧米人は日本人よりも体温が高い(或いは代謝が良い)ため、少々冷たいメニューを食べても全然平気で、それよりはむしろ酵素が失活する温度に気をつけた方が良い、ということなのかもしれません。(ローフードが盛んなタイは同じアジアですが、やはり冷たいメニューが多いようです。こちらも想像ですが、日本のような気候ではないので、冷え性の方も少ないのかもしれません)

 そう考えると、日本人は日本人に合わせたローフードを考える必要があるような気がしてきます。特に冷え性の方は、酵素が生きたまま入るとはいえ、食べるときにちょうど酵素が活発に働く温度になっていた方が、より効果的な気がします。どうなんでしょう、40度くらいのぬるいローフード(笑)。「ぬるロー」のメニューをちょっと考えてみたいと思います。

参考サイト
外部リンク:酵素の化学
外部リンク:酵素のはたらきと性質
外部リンク:ブログ「ヒロさんの日記」白人の方が平均体温が高い、は本当か

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by yuta-vegi | 2009-05-27 01:27 | Q&A
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